熱海の薬売り

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ハンニバルSeason3 6-7話

講演会の企画や各種試験で中断していたハンニバルの続きを。

前回は博士が2階から刑事の死体にぶら下がって、難を逃れたところで終ったんだった。

 

今回はウィルとべデリアの対比がよく見えた。

 

ハンニバルはかつてべデリアを陥れた張本人であり、べデリアはハンニバルの本性を知りながらもそれを隠し、あまつさえ手を貸した共犯者(理解者)という関係になるのだけど。

 

べデリアは自分を殺そうとしたハンニバルの行動を察知して逃げたが、結局ハンニバルの逃亡と殺人に手を貸した。

今回に関しては「私を食べてもいい」発言をしたかと思えば、メイスンが雇った追手に居場所を教えたりと、まぁ真意がよくわからない。

 

 思うに、ウィルはべデリアの上位交換種なのだ。

 

互いを理解しているが故に、対等に害を為しうる存在。

互いを理解しているが故に、許し合える存在。

 

べデリアは共犯となっても、最後の一線を踏み止まっている。

と云うより、超えたくても超えられない。

自分の手で幕引きができない。

そのギリギリの心境が不可解な行動に繋がるようにも思える。

 

一方、ウィルは「犯罪者の心理がわかる」能力によって、本来同時に味わうはずのない加害者と被害者を経験し、裏切り裏切られ、許し許されを経て、次第に同化していく。

 

べデリアができないことを、ウィルはできる。

そういう対比なのかな、と。

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メイスンの最期、口にウツボ

ウツボにも博士の肉、食べさせなきゃ♪」

って云ってたのに、自分がウツボを食べている(ウツボが食べられに来ている?)最期は涙なしには見られなかった(爆笑で)

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閑話休題

ウィルを助け出したにも関わらず、「犬たちは恋しい。だが、貴方は恋しくない。貴方について考えたくもない。さよなら、ハンニバル」とウィルに犬以下&さよなら宣言をされ、しょんぼりハンニバルはまた行方を暗ますのかと思いきや。

「僕の居場所を知っていてほしい」と云う理由で、ウィルと千代の前であっさりFBIに投降。

ウィルと会うためなら、自由を捨てても牢屋に行く。

屈折してるけど、人間臭くて良いですね。